「FIRE」で悪化する人たち
坂庭です。
「FIREを目指してます」
最近、このような人が増えています。
「FIRE」とは「Financial Independence,
Retire Early movementの略ですね。
簡単にいうと、経済的自立と
早期退職を目指すムーブメント
ですが。
目的がズレているので、
「FIRE」「FIRE」言ってる人ほど
経済的に困窮して、
人間関係もボロボロで、
病気になっています。
「FIRE」する目的は何ですか?
そもそも、経済的に困窮している人が、
現実的に早期退職は無理でしょうね。
「経済的に困窮しているからこそ、
FIREを目指すんじゃないか!」
と思うかもしれませんが。
発想が逆です。
そもそも、そのような発想をして、
目的がズレているから、
経済的に困窮している
ということに気づいて
いないんですね。
FIREなんか目指さなくても、
生きる目的を明確にすれば、
少なくともお金に困ることは
なくなります。
お金は世の中に与えた
【価値の対価】です。
世の中にたいした価値ももたらして
いない人が、セミリタイアするほどの
お金が転がり込んでくるなんて、
幻想に過ぎません。
現実を見て、地に足をつけましょう。
そのような思考パターンこそ、
土台から変えた方がいいでしょうね。
×ミラクル
×一発逆転
×一攫千金
このような思考が脳には
1番悪いです。
悪化する一方です。
×楽して簡単に
×見るだけ
×聞くだけ
×塗るだけ
×飲むだけ
×身につけるだけ
というのも然り。
「現実を見なよ」
「地に足をつけなよ」
と。
仮に一時、大金を手にしても
すぐに失って、むしろ、負債が
増えますよ。
実際に、「もともと借金が
ありましたが、遺産で大金が転がり
こんできたので返済し、家や車を買い、
調子に乗って会社を立ち上げて全て失い、
その数年後、また負債が増え
とうとう破産してしまいました」
というご相談も1件や2件ではありません。
似たようなご相談が、ここ最近、
増えています。
つまり、「時間とお金を手に入れる
目的が明確になっていなかった」
ということです。
借金
↓
遺産
↓
借金
↓
破産
です。
脳は試しに来ます。
一度、回復したように見せて、
様子を見てるんですね。
これは、病気も同じです。
いわゆる、再発転移です。
ビギナーズラックも、
脳が試しに来ている例ですね。
土台が変わってないので、
一時、良くなったように見えて、
また、悪くなる。
再発転移
リバウンド
です。
脳は時に残酷な試し方を
してきます。
・お金
・健康
・人間関係
あなたは、土台から整えて、
根本的に解決していますか?
もっと、言うと、早期退職して
どうするんですか?
目的もなくリアタイヤした結果、
鬱状態になり、また、ビジネスに
戻ってくる経営者も少なく
ありません。
ここでも「時間とお金を手に入れる
目的が明確になっていなかった」
ということですね。
そもそも、単に仕事が嫌いで、
働くことから逃れようとして
FIREを目指しているとしたら、
うまくいくわけがないですね。
目的がズレていると
うまくいきません。
「FIREする」というのは
手段であって目的はないんですよ。
そこを勘違いすると、
「手段の目的化」といって
堂々巡りから抜け出せません。
仮にFIREしたところで、
5年後、10年後に鬱状態になって
自ら、今の生活に戻ってくるのが
オチです。
かの成功者たちと同じように。
改めて、FIREする目的は何か?
そこを明確にした方が
いいでしょうね。
大事なポイントなので、
もう一度、書きます。
FIREなんか目指さなくても、
生きる目的を明確にすれば、
少なくともお金に困ることは
なくなります。
では。
坂庭