愛し君へ
君に今よりも、もっと、もっと、
幸せになってほしいと、僕は
心から思っている。
君は、今の悩みから自分を解放し、
数年後には、僕の知らない、
新しい生活を送っているだろう。
そして、5年後、10年後、20年後…
もう、僕の顔も名前も
忘れているかもしれない。
でも。
もし、これからの長い
人生の中で、絶望感に襲われ、
「死にたい」と思う時が来たら。
どうか。
その時は僕のことを
思い出してほしい。
君の力になれる自信が
僕にはある。
もちろん、そんな時が来ない
方がいいのだけれど。
その時は1番最後でもいい。
踏み留まり、どうか
僕のことを思い出して、
ほしい。
たとえ、どんなに離れていても、
必ず君を探し出して、
手を差し伸べるから。
だから。
死に手を伸ばすのではなく、
生に手を伸ばしてほしい。
愛し君へ
幸あれ
トミー坂庭