「文字化け」してませんか?
坂庭です。
ある億万長者の言葉です。
「お金がないことで1つだけ
困ることがあるとしたら、
嫌な人間に頭を下げなければ
ならないことだ。」
僕はこの解釈をずっと、
間違えていました。
たとえば、ある人に
「非常識だ!」
「デリカシーがない!」
「マナーがなっていない!」
「社会人としてどうなんだ!」
「人としてどうなんだ!」
と人格まで否定されたとします。
もし、その人に、ある時、
「でも、あんたに頼むしかないんだよ!
今回は本当に困っているんだ!
金は払うから何とかしてくれ!」
と言われて、目の前に1億円を
積まれたら、どうしますか?
もし、借金が1億3000万円あったら
どうしますか?
以前の僕なら「借金を返すためには
仕方がない。金に色がついているわけじゃない。
金は金だ。いつかコイツを見返してやる。」
と思って受けていたでしょうね。
実際に、そういうお金のもらい方を
43年間、ずっとしてきました。
嫌な人間に頭を下げてでも、
お金をもらい続けてきました。
歯を食いしばってでも、
嫌な人間に頭を下げて
付き合って生きてきました。
・会社の社長
・上司
・同僚
・取引先
・顧客
お金の為に、生活費のために、
嫌な人間に頭を下げ続けてきました。
床に額をこすりつけ、
妻の見ている前で泣きながら
親に土下座したこともありました。
あれほど、惨めでツライことは
ないですね。
妻にも「見ていられなかった」と
言われました。
それで、豊かになれたか?
健康になれたか?
人間関係は良くなったか?
良くなるばかりか
悪化する一方。
最後は
・借金
・絶縁
・寝たきり
人生が破綻しました。
両親がよく言っていました。
「今、悠々自適な暮らしを
している人は、時間とお金に余裕が
出てきたから、好きなことを
できるようになったんだ」
と。
振り返ると、全く逆でした。
好きなことをして生きてきた人が、
結果として、今、悠々自適な
暮らしをしている。
時間にもお金にも、
今ほど余裕がない時から、
自分らしい生き方をしている。
そして、
お金の為に、嫌な人間にも
頭を下げ続けてきたから、
お金に困る人生を送ってきた。
その生活に未来はない。
その先には破綻しかない。
ということ。
億万長者の言葉の解釈を
僕は間違えていたわけです。
どんなに素晴らしい成功者の
珠玉の言葉も解釈を間違えたら、
宝の持ち腐れですね。
「今、悠々自適な暮らしを
している人は、時間とお金に余裕が
出てきたから、好きなことを
できるようになったんだ」
こう解釈している間は
悠々自適な暮らしをすることは
できないでしょうね。
億万長者、成功者は
皆さん本当に人格者ですから、
どの言葉にも嘘偽りがありません。
ところが、脳のOSのバージョンが
違うんですね。
たとえば、MicrosoftのOffice
ってありますよね?
同じWordでデータのやり取りを
していても、あまりにもバージョンが
違いすぎると、時々、「文字化け」を
起こすことがあります。
相手が最新のOfficeを入れていて、
最新のWord。
こっちは、未だにWindows95。
すると、相手からのデータが
ところどころ、「文字化け」
します。
実際に、20代、行政書士の
資格を取った後、ベテランの
先生の事務所で修行させてもらって
いた時期があります。
古いPCに入っているWordを
新しいPCに読み込むときに
あまりにもバージョンが違いすぎて
データが開けないため、ソフトを使って
「コンバート」しました。
データを変換して、新しい
PCに読み込んで開いてみたら、
「遺産分割協議書」が文字化け
だらけ。
■とか□とか、?とか$とか。
あるいは「 」←空白とか
どのように遺産を分割したのか
もはや解読できない(苦笑)
つまり、億万長者の言葉を
間違えて解釈してしまう、と
いうのは、このような状態です。
脳のOSが古くてバグっていると、
「文字化け」が起きる。
「文字化け」して読めないところを、
勝手に解釈したり、曲解します。
拡大解釈したり、
過大解釈したり、
誇大解釈したり。
自分の都合の良いように、
解釈をしてしまう。
本来、億万長者や成功者が
伝えたかった意図から、
どんどんズレていきます。
酷い場合、データそのものが
読み込めない。
理解不能
そして、直接お会いした時に、
「確か、あの時、こんなことを
言ってましたよね?」と聞くと、
「え?そんなこと言ってないよ。
それは、こういう意味だよ」と
なります。
・イチローと記者
・橋本徹と記者
・矢沢永吉と記者
など、双方で話が噛み合わない
ケースというのは最たる例です。
そういう動画がYouTubeに
たくさん転がっているので
見てみると面白いです。
といっても、決して、記者を
ディスっているわけではありません。
話が噛み合っていないケースが
ありますよね?という話です。
「文字化け」しやすい人は、
「思い込み」も激しく、
曲解
拡大解釈
過大解釈
誇大解釈
しやすいので、
相手は褒めたつもりはないのに
「褒められた」と勘違いして
有頂天になったり。
相手はバカにしたつもりは
ないのに「バカにされた」と
勘違いしてキレたりします。
以前の僕がそうでした。
いわゆる
【被害妄想】
ってやつです。
「またバカにされた!」
「いつもバカにされる!」
「皆んなにバカにされる!」
そうなると、【世界中が敵】
という感覚になります。
「資格」という武器を身につけ、
常に戦闘モードで、戦い続けますから、
毎日、トラブルだらけ。
次から次へとトラブルが
発生して、ピンチや
災難が押し寄せてきます。
常に交感神経が優位ですから、
体調も悪くなっていきます。
いくら、整体、指圧、マッサージを
はしごし、薬、漢方、サプリ、
プロテイン、コスメを使っても、
単なる対症療法ですね。
表面的に外側から変えようとしても、
根本的には解決しませんから。
堂々巡りから抜け出せなくなり、
次第に「沼」から抜け出せなくなります。
もがいても、もがいても、
もがけば、もがくほど、
静かに沈んでいく…
あなたは、億万長者や
成功者の言葉を正しく
解釈していますか?
ところで。
「嫌な人間に頭を下げ続ける」
というのは、言ってみれば
「悪魔に魂を売り続ける」
状態です。
「本当の自分」として、
生きていませんから。
いずれ、心も体もボロボロに
なります。
最終的には人生そのものが
強制終了します。
ということで。
成功者の言葉を正しく
解釈するためにも、まずは
「文字化け」しないように、
脳のOSをアップデートしましょう。
以上、「文字化け王子」が
お届けしました。